己を知って戦法を練る ブランディングの第一歩

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ここ数年「ブランディング」というコトバが、良く聞かれるようになってきました。僕自身「ブランド・マネージャー認定協会1級」という肩書がありますので、クライアント様からは「ブランディングと一言でいっても、具体的には何から始めればいいのか」「取り組む課題がたくさんあって混乱する」ということも良く聞きます。

今回はブランディングに向け、まずは何から始めれば良いのかを、考えてみましょう。

 

最初にやるのは「自分たちを知る」こと

自社は何が提供できるのか?自社の強みは何なのか?自社の信念とは何だろうか?こういった「自社の本当の姿」を知る必要があります。

「自社のことは、自分たちが一番良く知っている!」と思いがちですが、「自分がどんな人間か」が明確に答えられないのと同じで、意外と「的を得ていない」こともあります。

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まずは「自社」を見つめ直すこと

会社創設当時に掲げていた目標も、お客様と関わり続ける中で、方向性が変わっていくことはよくあります。

今現在、自社はどんな商品やサービスを届けようとしているのか、お客様に対して何が提供できるのか?これらを改めて見直してみましょう。そこから見えてくる本来の姿があるはずです。

 

強み、弱みを知る

例えば、アナタの長所、短所を、的確に短時間で、相手に伝えることは出来ますか?長所や短所って、自分ではわかりにくいですよね。それと同じで、自社が考える「自社の姿」と、お客様が思っているのとでは、違う可能性があります。

自分たちはどのような価値を提供できるのか?

アナタの会社の強みと弱みを一番よく知っているのは、あなたの会社を選ぶお客さまかもしれません。営業担当者から話を聞く、お客様とのやり取りの記録を再確認するなど、第三者からみた自社の姿を、知っておくことも重要なポイントです。

 

企業理念、思い

企業としてずっと変わらない理念や信念を持つことで、取り扱う商品やサービス一つひとつに、その思いがにじみ出ます。

なんとなくニーズを満たしていて売れそうだから、なんとなくお客様がほしそうだから、という理由で作られる商品やサービスと、自分たちの信念を元にして作られるそれは、お客様の心の動きが違います。

例えば「私はかつて、太っているという理由だけでいじめに会ってきました。その頃の人生は絶望でいっぱいでした。しかし、周りを見返したいと強く思い、無我夢中で痩せる方法を見つけました。痩せた途端に、周りの目は変わりました。恋人もできました。だからこそ、私は太っていることで人生を諦めてしまっている人たちに、自分に自信をもてるようになってほしい、幸せな人生をつかんでほしいと考え、ジムを開きました」という思いがあればどうでしょうか。

社長のサクセスストーリーが聞けて、親近感がわきます。同じような気持ちを抱いていた、同じような経験をしていた人たちの共感が得られれば、より多くの人たちの心を「このジムに通いたい」という方向に、動かせるかもしれません。

 

 自社が大切にしていること、ミッション

なぜ、この商品やサービスを提供しているのか?なぜ、自社はこれを販売しているのか?これらの目的をはっきりさせましょう。企業としてのミッションは、理念が決まるとおのずと決まってきます。

先ほどの理念であげた例から考えると、ただ痩せるためのジムではなく「自分に自信をもってもらう」ことを引き出し、さらに幸せな人生をつかみ取るために一方踏み出す勇気を与える、というのが企業としてのミッションになりますね。

 

自社のビジョン、理想の未来像

明確なビジョンは、時に人を動かします。CMも宣伝もしない、ブランドだけで選ばれ続けているスターバックスには、明確なビジョンがあります。お客様にとっての家、会社や学校に次ぐ「3つ目の“居心地の良い”場所」、サード・プレイスをつくることが、スターバックスのビジョンです。

スターバックスはこのビジョンの元で、お店の空間作り、サービス提供を行っています。明確なビジョンがあるからこそ、それに応じたサービスを、どこの店舗でも提供できるのです。

 

まとめ

企業にとってのビジョンやミッションが明確になれば、それを達成するために必要な方針や具体的な行動が見えてきます。これを自社内の共通認識とすることが、ブランディングの第一歩なのです。

まずは、自社はなぜこれをしたいのか(信念は何か)、そのためには何が必要なのか、これらを知るところから、始めていきましょう。

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