“キーワード”に対応するコンテンツがそろっているか

201602-16

自社サイトをある程度見直ししたところで、自社サイトの現状が把握できたのではないかと思います。今度は、現状から見出した改善点に、どのように対応していくのかを考えてみます。

 

実店舗とサイト上の仮想店舗での違いを理解する

マーケティングの分野では、モノを売るときの考え方として、「20:80の法則」があり、「20%の商品の売り上げ額が、全体の80%を占める」などのように使われています。ところが、この法則が当てはまらないのが、Amazonを代表とする、ネットショップです。

実店舗では、売り上げの上がらない商品は、場所をとるだけなので、店頭にはあまり置きたくないですよね。年に1個しか売れない商品が「売り場」を占領することは、きわめて稀です。

しかしネットショップの場合、売り場面積はまざに無限大。年にたった1個しか売れない商品でも、「売り場」に並んでいれば、売り上げにつながる可能性があります。

実店舗とサイト上の仮想店舗には、こういった違いがあることを理解しておきましょう。

 

“ロングテールキーワード”について理解する

キーワードの選定の仕方については、すでにお伝えしましたが、考えられるキーワードの組み合わせは無数にありますので、今度は「どこまで対応していくか」が、コンテンツを充実させるためのカギになります。

例えば、サイト上の仮想店舗で販売する場合、商品をユーザーに見つけてもらう必要があります。そのために重要となるのが、キーワードですが、最近注目されているキーワードの考え方が「ロングテールキーワード」というものです。

まず、ネットショップにおける全体の売り上げを、「販売数×商品数」としてグラフ化します。売れるものを左側から順番に並べてみると、「あまり売れない商品」が、右側になだらかに長く伸びるグラフになります。

LongTail

上記の図の青い部分が、恐竜の尻尾(テール)をイメージさせることから、「ロングテール理論」といわれています。

 

ユーザー心理を表したのが、“スモールキーワード”

ネットショップなどで、実際に利用されたキーワードと、検索率との関連性を表したのが、次のグラフです。

LongTail2

縦軸が「ヒットしたコンテンツ数」、横軸が「キーワードの組み合わせ」です。ヒットしたコンテンツが多いキーワードは「ビッグキーワード」と呼ばれます。これは、1つのコトバでヒットしていることがほとんどであり、もっとも多くの人が検索に使用するコトバになります。

一方、コンテンツがヒットした回数が少ないキーワードは、「スモールキーワード」と呼ばれます。これは、複数のキーワードを組み合わせて検索した結果であり、ユーザーの強いニーズが含まれています。結果的に、スモールキーワードで検索された商品の方が、売り上げにつながる率が高くなる、という法則があるのです。

例えば「薄くて軽くてでも暖かいダウンが欲しい。色はやっぱり赤だね」というユーザーがいたとします。この人の検索キーワードは「ダウン」から始まるかもしれません。しかしそれに「軽い」「薄い」「暖かい」と続き、色の指定で「赤」と入れたとします。キーワードを1つずつ追加していくと、ネットショップの商品は、どんどん絞り込まれていきます。最終的に2つの商品にたどり着き、そのうちの1つが気に入ったので、購入ボタンを押しました。

この時の「ダウン」はビッグキーワードに相当します。ットする商品は多いのですが、その1回だけで売り上げにつながることはほとんどありません。しかし「ダウン 軽い 薄い 暖かい 赤」とキーワードを続けて検索すると、2つの商品にたどり着き、結果的に50%の確率で売り上げにつながります。この「ダウン 軽い 薄い 暖かい 赤」が、スモールキーワードに相当します。

実際のデータをみてみましょう。

KeyWord

ある店舗で扱っている商品のページ(コンテンツ)と、検索キーワードによるヒット数のグラフです。検索に使うキーワードの数が多くなるほど、複雑になるほど、購買につながるチャンスが大きくなる、というのが「スモールキーワード」の威力なのです。

 

 

いかがですか?

検索により特定の商品をヒットさせるためには、ユーザーの心理を考慮した工夫が必要です。しかし、今回の例でいえば「赤」というキーワードが埋め込まれていなければ、選択肢が絞り込まれず、最終的に購買つながる可能性は低くなります。こういった目線で、自社のサイトを見直すことが必要です。

 

 

次は、「自社サイト内での“発リンク”」について考えてみます。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

サービス

  1. ccs
    お客様のマーケティングの課題を、MAコンサルタントとコンテンツディレクターとライターによるチーム…
  2. c-seo-cs
    キーワード選定、コンテンツ企画、KPI設定、KGI設定を行い、コンテンツSEOを実施します。また、毎…
  3. rcs
    WEBサイトのコンテンツの充実をアウトソ−シングする、リモートコンテンツディレクターサービス。お客様…

ピックアップ記事

  1. 201604-04-01

    2016-4-28

    売り手と買い手、思惑の違いを理解する

    コンテンツSEOとは、簡単にいえば“優良なコンテンツでユーザーに気に入ってもらうサイトを作る”ことで…
  2. 201603-09

    2016-4-26

    ユーザーの“仮面”を被ることが出来るか

    ユーザーが何かを検索するとき、どのような心理状態にあるのでしょうか。ここでは、検索におけるユーザーの…
  3. 201603-01

    2016-4-25

    Webマーケティングって何?を理解する

    「Webマーケティング」と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか。 このコトバには、2つの意味が入…
ページ上部へ戻る