時代に合った“Webサイト”を振り返る その1

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Webマーケティングを考える上でポイントとなるのは、「その時代に最も適したやり方で行う」ということです。

日本を初め、世界では、1990年代後半にいわゆるインターネット黎明期を迎え、インターネットの普及率がどんどん高まりました。その波に乗るかのように、インターネットを利用した商取引=e-コマース が現実化してきたのも、この頃です。

商取引で使う道具の変化に従い、ユーザー(=顧客)のニーズや、マーケティングのあり方が大きく変化したのも、この時代だといわれています。

 

ユーザー側の変化って?

ではこの時代、ユーザー側はどう変わってきたのでしょうか。

  • ユーザーってどんな人?→ どれくらいいるの?何歳くらいが多いの?
  • どんな使い方をしているの?→ 検索エンジン?SNS?ブログ?
  • 何で見ているの?→ パソコン?スマホ?タブレット?

 こういった疑問が浮かんできますが、日本での答えは、総務省のデータにありました。

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図1 インターネットの利用者数及び人口普及率の推移

 

図1は、総務省「平成21年通信利用動向調査」の結果から、インターネット黎明期頃からのインターネットの利用者数及び人口普及率の推移をグラフ化したものです。

1997年頃に、Yahoo!やGoogleのような巨大検索エンジンが登場し、一気に利用者数が増えていることが分かります。

2004年頃からは、FacebookやTwitterのようなSNSが登場しました。

さらに、2008年にiPhoneが発売され、スマホの普及が一気に加速していきました。

 

この結果は少し古いものですが、同様の調査は毎年行われており、一番新しい結果をみると、

  • 平成 26 年(2014年)の 1 年間にインターネットを利用したことのある人は、推計1 億 18 万人
  • インターネット利用者の割合は8%
  • 50代以下でのスマートフォンでの利用が顕著に
  • とりわけ30代以下では、スマートフォンでの利用が第1位
  • 60~79歳のインターネット利用は拡大傾向にある

などといったデータが明らかになっています。

このように、利用者数の増加や使用する機器(PC、スマホ、タブレット)、利用する年齢層も、どんどん変化していることが分かります。

 

Webマーケティングはどう変わってきたのか 

では、Webマーケティングは実際にどう変わってきているのか、インターネット広告の手法も関連させてみていきましょう。

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バナー広告時代(1994年頃~)

インターネットが世の中に普及してきて、最初に出てきたのが“バナー広告”です。

バナー広告は、テレビや紙の広告と違って、“どれくらいクリックされたか”をデータ化することができたので、当時としてはとても画期的なマーケティングの手法だったと思われます。お互いのWebページにバナーを掲載し、紹介し合う時代の始まりです。

「ここをクリック!」と言われると、「ポチッ!」としてみたくなる時代だったのでしょう。

また、メール広告と呼ばれる、メールマガジンのような広告も始まりました。

  • バナー広告:Webページ上に、画像やテキストを貼り付けるタイプのインターネット広告で、ターゲットを絞り込んでいないので、幅広い人に見てもらえるという特長があった
  • メール広告:電子メールに掲載される広告のこと、数行程度のテキストメール広告から始まり、メールマガジン発行サービスなども登場した

 

検索エンジンの登場!SEO時代の始まり(1996年頃~

インターネット上にたくさんのWebサイトが作られるようになると、ユーザーは“どこをみれば良いの?”という疑問を抱えるようになりました。

それを解決すべく登場したのが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンです。

検索エンジンが普及すると、よりユーザーに見つけてもらいやすくするために、検索結果の上位に表示されることが重要となってきました。いよいよ、SEOの始まりです。

この頃、始まったインターネット広告には、次のようなものがありました。

  • リスティング広告:ユーザーが検索エンジンで、あるキーワードを検索した時に、その結果に連動して表示される広告のこと
  • アフィリエイト広告:商品購入や資料請求などの発生件数に応じて費用が課金される仕組み

これらはいずれも、ユーザーの“検索行動”を活用した広告術です。

中でもアフィリエイト広告は、広告から商品の販売などにつなげる必要があるため、広告の掲載場所や商品の紹介方法などに工夫が必要、という特徴がありました。

 

いかがでしょうか。

インターネットの利用者=ユーザーが爆発的に増え、その技術が“商取引”に使われるようになると、これらの技術を提供する企業も売上や株価が急増するようになります。いわゆる“ITバブル”時代は、1999年頃がもっとも大きく膨らんだ時代だったといわれています。

次回は、ITバブルがはじける2000年頃からの動きをみていきたいと思います。

 

 

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