時代に合った“Webサイト”を振り返る その3

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さて、前回まではWebマーケティングの初期時代をおさらいしましたが、いよいよ2010年以降、“コンテンツマーケティング”の時代がやってきます。

 

コンテンツマーケティングが生まれたのはいつ?

コンテンツマーケティングという考え方は、2010年頃に生まれたといわれています。

2010年に、アメリカのHubspot社は、“インバウンドマーケティング”という概念を発信しました。

  • インバウンドマーケティング:売り手側のサイトを充実させることで、「顧客になる可能性があるユーザー」の方から見つけてもらう手法

 

また、同じ時期にContent Marketing Institute社も、“コンテンツマーケティング”という概念を発信し始めました。

  • コンテンツマーケティング:インバウンドマーケティングをより具体化した手法の1つで、“コンテンツ”により、ユーザーから見つけてもらう方法

この時期から、コンテンツマーケティングの概念が一気に広まっていくことになります。

 

図1は、GoogleTrendで「Content marketing」というキーワードが世界でどれだけ検索されているかを、時系列で示したものです。

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図1「Content marketing」というキーワードに対する検索結果の推移

コンテンツマーケティングという概念が生まれた時期から、急速に検索数が上がっているのが分かりますね。

 

図2は、同じくGoogle Trendで「Content marketing」というキーワードが検索されている地域別人気度と分布を表したものです。

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図2「Content marketing」というキーワードが検索されている地域

これをみると、北米(アメリカ合衆国+カナダ)やヨーロッパの一部の地域、オーストラリア、シンガポール、インドといった国で、検索数が非常に多いことが分かります。

実際にこれらの国々はインターネットビジネスが盛んな地域であり、Webマーケティングのトレンドに対して、敏感に反応しているようです。

 

インターネット広告も変化している?

今や、“コンテンツマーケティング”はWebマーケティングには欠かせない手法の1つですが、これとと切り離せないのが、インターネット広告です。

2010年以降、インターネット広告はどのようなものがあったでしょうか?その新しいスタイルをみていきましょう。

オーディエンスターゲティング

広告の形態ではありませんが、ユーザーの行動履歴からその人がどんな人なのか?を推測する、“パーソナルデータを使ったターゲティング方法”です。

これにより、従来の行動ターゲティングよりも、誰(どんな行動履歴の人)にどのような情報を配信するかに重点が置かれるようになりました。

 

DSP

複数のアドエクスチェンジやネットワークを一元管理する、広告配信の統合プラットフォームを指します。広告主が期待する“効果”を最大化させることを、目的としています。

広告主は、DSPに配信したいターゲットや予算を設定します。すると、DSPは自動的に“最適な広告配信”をしてくれます。

広告料の他にDSPの利用料がかかりますが、アドネットワークなどにおいては、手動で広告運用するより手間が省けるというメリットがあります。

 

【アドベリフィケーション

DSPなどが流行り始めると、時として“広告主が意図しないところへ広告が表示される”ということが起こるようになりました。

その問題を解決すべく生まれたのが、“アドベリフィケーション”という手法です。ごく簡単にいえば、広告主が意図するところへ広告を掲示する仕組みです。

この手法によって、公序良俗に反するようなサイトへの配信や、見えない位置への表示などが防げるようになりました。

ネイティブアド(ネイティブ広告)

広告掲載面に自然に広告を溶け込ませることで、ユーザーにコンテンツの一部のように見せる手法です。

具体的には記事広告やインフォード広告といったものがあります。

コンテンツを見にきたユーザーからすると、売り込みが強すぎたり、関連性が低かったりする広告は、非常に嫌われます。結果的に、そのメディアを配信する企業への不信感につながることもあり、利用するときには注意が必要です。

 

PMP

ユーザーが参加できるメディアと広告が限定された広告取引です。

アドベリフィケーションが良くない広告枠を見つけて改善する方法だったのに対して、PMPでは良い広告枠を作ってマーケットを作るという方法をとっています。

 

 

いかがでしょうか。

2010年頃を境に、Webマーケティングの方法は、大きく方向転換しました。コンテンツの力が、商品やサービスを“売る”ことに役立つ時代となったわけです。

一方で広告そのものへの捉え方も変化し、見る人=ユーザーの邪魔にならない・不快感を与えない・見たい(と思われる)ときに見せる、という手法が、どんどん生まれています。

人々がお店に足を運ばずに、ネットを通して物を買う時代となった今、優良なコンテンツとともに、優良なインターネット広告術を活用していくことが、ビジネスでアドバンテージをとる大切な要素になりますね。

 

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