脳に響くコンテンツその2 言葉で攻めるか、映像で攻めるか

man-and-woman-2-0

言語思考が男脳、映像思考が女脳と大別することができることと、それぞれの違いの超概要については「脳に響くコンテンツその1 アナタは男脳?女脳?」でお伝えしました。自分の「物事の捉え方」と照らし合わせてみてどちらかに偏る場合、「あえて逆の方で何ができるのか?」を考えてみると良いでしょう。なぜなら、コンテンツの読み手(ユーザー、ペルソナ)はどちらの人が多いのか、どちらに向けて作るコンテンツなのか、それが分けられないこともよくあるからです。

 

アナタは言語思考?映像思考?

「その1」の記事で、脳の働きには2つのパターンがあることをご紹介しました。これは、発達心理学者のサイモン・バロン=コーエンの著書『共感する女脳、システム化する男脳』につながる考えに基づいた考え方です。

男性は平均的に「分析能力が高い」という傾向にあり、一方の女性は「共感能力が高い」という傾向があります。その上で、「男性は大脳の右半球が早い時期から急速に発達するため空間把握・分析能力が高くなる」ということが分かっています。

一方、女性は幼児期の早い段階から言語認知に関して左脳が優位を示すため、コミュニケーションに長け、共感能力が高くなることを示しました。

自分の性格や特徴を客観的に分析した際に、自分が「理屈っぽいか」「感覚で物事を捉えるのか」で男脳、女脳がある程度把握することができます。もちろん、男性であれば男脳、女性であれば女脳、といったケースが多いのですが、実際には性別に関係なく、男性であっても女脳、女性であっても男脳といったケースも多く存在します。

 

 

コンテンツの中に、イメージを挿入する方が良い理由

現在、Webコンテンツとして公開・掲載・配布などされているものの多くは、何らかのイメージが挿入されていることが多いと思います。この理由について考えてみましょう。

イメージのない「文字だけのコンテンツ」は、言語思考の人の脳には届きやすいという特徴があります。主に言語で物事を把握しているからこそ、文字だけでも十分に伝えることが可能なのです。

一方で「映像思考」の人の脳には届きにくいといった特徴もあります。映像思考の人は、文章だけではイメージを膨らませにくく、内容を把握しにくいため、文字だけのコンテンツでは、「読み飛ばす」「読むのを断念する」「読んだが内容をうまく理解できない」など、結果的に「読んでもらえない」という問題が生じることもあります。イメージを通して内容を把握する映像思考の人には一枚の画像として、もしくは短い動画として挿入することが必要となるのです。

コンテンツを公開するにあたり、言語思考・映像思考のどちらを優先するかで、コンテンツの構成は変わります。

言語思考(男脳)に読ませたい場合には正しい日本語、説得力のある言葉、エビデンスとなるデータが必須。イメージ画像や参考となる画像を挿入しない代わりに、文字だけで解説をすると良いでしょう。画像を探したり、分かりやすくするための図式やグラフは、必須ではありません。

一方で、映像思考(女脳)に読ませたい場合には、データ等はグラフで示す、文字を補足するイメージ図を作るなどの工夫が必要です。その分文字の量は少なくても良い場合があります。内容に沿ったイメージ画像や参考画像の挿入が出来れば、映像思考のユーザーは感覚的に内容を把握してくれるため、事細かく文章で解説する必要もありません。

また、どちらかを限定出来ない場合には文字+イメージというひと手間を加えた分かりやすいコンテンツ作成が必要となります。作業の手間がかかる上に制作にあたる時間も必要となるのがデメリットではありますが、どちらのタイプにも対応したコンテンツとなるので、幅広いユーザーを引き込むことが可能となります。

と、ここまでずっと文字だけで表現してきましたので、ここでイメージ図を入れてみます。

 

201708-2-2

 

メディアのジャンルや分野によっては、どうしても言語思考、映像思考どちらかのみを優先させるということが、難しいことがあると思います。または、多くのユーザーを確保するためにどちらのタイプにも対応させたいということもあるでしょう。そうした場合には、手間がかかりますが「文字+イメージ」でのコンテンツ作成がおすすめです。

 

 

まとめ

映像思考(女脳)ユーザーをターゲットとしている女性用コスメサイトでは、色使い、使用前後の写真、使い方の絵コンテ等、イメージ図がたくさん出てくるのが特徴です。逆に、言語思考(男脳)の人が読み手として多いと思われるサイトでは、文字が多い傾向にあります。例えば、IT系の記事やビジネス系のサイトなどでは、文字が多いのが特徴といえるでしょう。

男脳女脳のどちらも読むであろう、「健康情報」や「医学情報」などがあるサイトでは、解剖図や説明の図が入る事が多いもの。こうすることにより、より多くのユーザーに読まれるからです。今一度自社のコンテンツを見直し、ユーザーに合ったコンテンツが提供出来ているかどうか、チェックしてみるといいかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

サービス

  1. ccs
    お客様のマーケティングの課題を、MAコンサルタントとコンテンツディレクターとライターによるチーム…
  2. c-seo-cs
    キーワード選定、コンテンツ企画、KPI設定、KGI設定を行い、コンテンツSEOを実施します。また、毎…
  3. rcs
    WEBサイトのコンテンツの充実をアウトソ−シングする、リモートコンテンツディレクターサービス。お客様…

ピックアップ記事

  1. 201604-04-01

    2016-4-28

    売り手と買い手、思惑の違いを理解する

    コンテンツSEOとは、簡単にいえば“優良なコンテンツでユーザーに気に入ってもらうサイトを作る”ことで…
  2. 201603-09

    2016-4-26

    ユーザーの“仮面”を被ることが出来るか

    ユーザーが何かを検索するとき、どのような心理状態にあるのでしょうか。ここでは、検索におけるユーザーの…
  3. 201603-01

    2016-4-25

    Webマーケティングって何?を理解する

    「Webマーケティング」と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか。 このコトバには、2つの意味が入…
ページ上部へ戻る