ライターが知っておくべき「書いて良い事悪い事」ネットパトロール対策は万全に! その2

201711-2-1

前回は、そもそもネットパトロールとは何か、どういう経緯で始まったのかをご紹介しました。「これでは規制されても仕方がないかな」と思いませんでしたか?今回はもう少し詳しくネットパトロールについて触れ、具体的に見るべきガイドラインについてご紹介します。

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「ネットパトロール」で見るべき「法律」

 

今年、2017年6月に医療法が改正されましたが、これが「ネットパトロール」の具体的なスタートです。ネットパトロールについて、パトロールの対象や変化の理由を理解すると、今回改正された法律の本質が見えてきます。

 

ネットパトロールの監視対象

自社のホームページを見直すだけでは、十分ではありません。これまで、実質的に医療法上の「無法地帯」となっていたインターネットの医療広告全般が規制の対象となります。

201711-2 -2

 

 

今回追加された規制対象は、「誘引性」と「特定性」を注視しています。つまり、「医療機関が患者を呼び込もうとしていている」「(スゴイぞ!と書いておいて)医療機関を特定できるようになっている」と認定されれば、すべてが規制の対象となるのです。

 

なぜ変わったのか?

 

今までは、テレビCMや看板、チラシ広告などは、内容に興味が無い人にも強制的に見せているものなので、規制する必要があるとされていました。一方のWebサイトは、ユーザーが自ら情報を集めるために閲覧しているので、規制する必要はないとされていました。

しかし、最近のウェブサイトは、医療機関への受診を検討する人にとって、かなり重要な情報源になっているにも関わらず、その中には「国民の健康を守る上で、目に余る広告」と判断されるものが多く、特に美容医療サービスに関する消費者トラブルの増加の一因とされたからです。

 

医療法の今後の課題

 

前述のとおり、ウェブサイト経由の消費者トラブルは増加しており、今回の「医療法での規制の対象拡大」につながりました。規制の内容も厳しくなっており、消費者にとっては安心できる環境へと近づいています。しかし、美容医療関連のライターの立場から見ると、やりにくくなったと同時に、記事内容の「情報の少なさ」を感じると思います。

例えば「術前術後」の写真などは、効果に関する事項の記載がNGなため、掲載できません。これは、「必ずこうなる」という誤解を与えないための規制であり、「こんなはずじゃなかった」「術後写真と違いすぎる」といったトラブルを防ぎます。これは多くの場合、消費者を守る規制となりますが、一方で、実際に術後はどうなるのか、事例の写真を見なければ判断できないという場合もあります。複数の術式があり、Aの方法ではこうなります、Bの方法ではこうなります、といった場合などです。

このような、「適切な選択肢の提示」と「利用者保護(トラブル防止)」のバランスは、今後も医療法の大きな課題となるでしょう。

 

 

でも実は、本当に見なくてはならないのは「ガイドライン」という罠

 

法改正とはいっても、医療法の改正部分には「何をどう書いてはいけない」という具体例はありません。実際にこれらの記載があるのは、厚労省が公開している

  • 医療広告ガイドライン
  • 医療機関ホームページガイドライン

です。こちらにはかなり具体的に禁止事項が記載されていますので、必ず目を通す必要があります。以下は、それぞれの主な掲載項目です。

 

『医療広告ガイドライン』の注目点

医療広告ガイドラインとは、“医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項及び広告 適正化のための指導等に関する指針” だと考えてください。その中に記載されているのは、以下のようなことです。

  • 広告規制の趣旨
  • 広告規制の対象範囲
  • 広告可能な事項について
  • 禁止される広告について
  • 相談・指導等の方法について
  • 助産師の業務又は助産所に関する広告について

 

『医療機関ホームページガイドライン』の注目点

こちらは、“美容医療サービス等の自由診療を行う医療機関のホームページに掲載されている情報を契機として発生するトラブルに対して、適切な対応が求められる事態が生じている状況等を踏まえ、インターネット上の医療機関のホームページ全般の内容に関する規範を定め、 関係団体等による自主的な取組を促すものである。” というもので、その中に記載されているのは、以下のようなことです。

  • ホームページに掲載すべきでない事項
  • ホームページに掲載すべき事項

実は、この『医療機関ホームページガイドライン』に明示されていることこそが、非常に重要な項目であり、具体的な内容の是非を確認できるものになっています。

 

 

まとめ

 

これを読んでいる人は、「ネットパトロールの監視対象」のWebサイトコンテンツ作成に関わる人が多いと思います。『医療広告ガイドライン』と『医療機関ホームページガイドライン』はチェックしましたか?かなり長くて理解しにくい部分もありますので、次回はこの二つのガイドラインから「書いて良い事悪い事」をピックアップしてご紹介します。是非参考にしてください。

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