より有益な“キーワード”を見つける 2 自社の強み

201602-10

コンテンツをつくるために必要となるキーワードですが、やみくもに多くのコトバを埋め込めば良いわけではありません。現在の自社サイトのコンテンツを分析し、同時に競合他社サイトのコンテンツを分析することで、見えてくるのが「自社の強み」です。

 

自社のサイトを“くまなく”分析する

「くまなく」というコトバの意味は、「隅々(すみずみ)まで行き届いて、余すところのない様子」です。では自社サイトの分析における「くまなく」を考えてみましょう。

ここでは例として、「クリニックのサイト」を考えてみます。

※自社=自院、他社=他院と表記します。

<分析すべきページ>

  • トップページ、コンテンツの一覧
  • 診療内容(標榜科ごとの説明ページすべて)
  • 疾患に関する動向やコラムなど、いわゆる「読み物」
  • 受診案内
  • アクセスマップなど

これらをどのように表示するかというロジックを考慮すると、すべてのページのテンプレート単位で、構成要素すべてを分析することが必要です。

 

すべてのコンテンツ要素から、キーワードを抜き出す

分析する範囲が分かったところで、今度は何を分析するかを考えてみます。

コンテンツSEOは、より多くのユーザーから検索される、検索エンジンに良質なコンテンツと認識されることが必要なわけですから、ここで必要となるのが、キーワードを抜き出すという作業です。

例えば、小児科のクリニックなら「小児 インフルエンザ 症状 治療」などといったキーワードがあるかもしれません。成人のアレルギー疾患を診るクリニックなら「アレルギー 症状 治療」などのキーワードが重要かもしれません。クリニックで診療できる「科」が多いほど、コンテンツごとのキーワードには差が出てきますし、ユーザーが何を知りたいのか、ユーザーの立場になって考えることが必要です。

これらをすべて抜き出し、コンテンツごとに整理していくのは、膨大な時間がかかります。

また、ユーザーが実際にどのようなキーワードでそのコンテンツにたどり着いているのか(流入キーワードといいます)、その傾向とパターンも客観的に知ることが必要です。気が遠くなりそうな作業ですよね。

こういう時は、自動化された分析ツールを、うまく活用することをおススメします。

 

競合他院と比較する

では、自院のサイトからキーワードを抜き出したら、今度は競合他院のサイトとの比較、分析を行います。その際には、サイトの構成、使用されているキーワード、キーワードの分類、キーワードの組み合わせなどを基準に考えていきます。

 

まず、サイトの構成です。似たような診療内容のクリニックであれば、サイトの構成もおおよそ似ているかもしれません。一方で自院のサイトにしかないコンテンツ、あるいは他院にしかないコンテンツが見つかると思います。

次に、キーワードの組み合わせを複数考えたとき、

  • 競合他院のサイトに勝っている組み合わせ
  • 競合他院のサイトに負けている組み合わせ これを見つけ出します。

 

その上で、コンテンツの優先順位を決めていきます。ポイントは、顧客(患者)獲得につながるか、世の中のニーズに合っているか、です。

  1. 自院にもコンテンツはあるが、競合他院よりも貧弱である

→顧客(患者)獲得に近づくなら、強化すべき

→顧客(患者)獲得にはつながらず、世の中のニーズも少ないなら作成しない

  1. 競合は持っているのに、自院サイトには同様のコンテンツが無い

→顧客(患者)獲得につなげやすいなら作成すべき

→今すぐの顧客(患者)獲得ではなくとも、ニーズがあるなら作成すべき

→顧客(患者)獲得から遠く、世の中のニーズも少ないなら作成しない

  1. 自院サイトにしかないコンテンツがある

→競合他院との差別化を図るために、より強化すべきコンテンツ=自院の強みになる

→ただし、世の中のニーズに合っているかを検証する

 

上記の例では、3.は間違いなく自院サイトの強みとなるコンテンツになり得ますが、世の中のニーズと合っていないのであれば、むしろ無くてもよいコンテンツかもしれません。

その代り、検索結果上位になる=世の中のニーズに合っている場合は、そのキーワードの組み合わせは、とても重要なものになります。これを生かした、より良いコンテンツを作成することを検討します。

 

いかがですか?

コンテンツSEOは「コンテンツにより検索結果を上位にさせる」ことが目的です。そのためには、何について書くのか、どのようなコトバを使って書くのか、他社に対する優位性は何かなど、考えるべきポイントはたくさんあります。単に「文字を書けば良い」わけではないのです。

 

次は、「キーワード選定で陥りやすい罠」について、考えてみます。

 

 

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