より有益な“キーワード”を見つける 3 陥りがちな罠

201602-11

良質なコンテンツには、ユーザーのニーズに合わせたキーワードが埋め込まれています。今回は、”ユーザーのニーズに合ったキーワードを見つける過程で陥りやすい罠”について考えてみます。

 

思いつくキーワードは、人によって違う

あなたが何かについて検索しようと思ったとき、必ず同じキーワードで検索していますか?場合によっては、多少の違いがありませんか?

また、同じことを調べようとしても、あなたと、隣の席の人では、思いつくキーワードが違うかもしれません。

例えば「インフルエンザ」というキーワードを考えてみます。

このキーワードを、どのような目的で使うのか、他人の頭の中は、分かりませんよね?でも、「インフルエンザ」というコトバの意味を考えると、ある程度の予測ができるのではないでしょうか。

 

ケース1 インフルエンザに感染してしまった人

この場合は、次のようなことを、考えているかもしれません。

  • 今の症状は本当にインフルエンザなの?
  • このつらい状況は、あとどれくらい続くの?
  • 家ではどのように過ごせばよいの?
  • 治療法は?
  • 薬で治すといっても、副作用はないの?
  • 家族にうつることはないの?
  • 会社(あるいは学校)は、いつまで休まなくてはいけないの?  など…

これだけでも、10通り以上のキーワードが浮かんでくるはずです。

 

ケース2 インフルエンザに感染したくない人(まだ感染していない人)

この場合は、きっと次のようなことを考えているでしょう。

  • インフルエンザの症状とはどのようなもの?
  • どのような症状が出たら、病院へ行くべき?
  • というか、自分の身の回りでは、流行っているの?
  • そもそも、日本って今、インフルエンザが流行っているの?
  • どうすれば感染しないで済むの?
  • 予防接種は、いつ頃受けるべきだった?間に合う?
  • もしインフルエンザに感染したら、どこの医療機関へ行くべき?
  • そういえば、自宅近くにあるクリニック、インフルエンザも診てくれるの?
  • 会社の近くと、家の近くのクリニック、どちらが行きやすい?

まだ感染していないにも関わらず、「もしかして感染したらどうしよう?」という、先々のことも考えてとりあえず検索するというケースも多いでしょう。

 

同じキーワードでも、検索するときの心情によって、組み合わせが変わる

例えばケース1の場合は、

インフルエンザ 治療 薬 副作用 

などが、キーワードとして選択されるかもしれません。実際にGoogleで検索すると、こんな感じです。

Infu2

しかし、ケース2の場合はもう少し視点が変わり、次のようなキーワードになるかもしれません。

「インフルエンザ 流行 東京都 予防」で、実際にGoogleで調べてみました。

Infu3

 

「東京都」という地名を入れると、検索結果はまったく違うものになります。

しかしここで特定の地域を入れず、「インフルエンザ 流行 予防」で検索してみます。

Infu4

すると今度は、2位・3位は厚生労働省、4位は「政府広報オンライン」という、国の機関のサイトが検索上位に入っています。それ以下の検索結果も、これまでとはまったく違うものになりました。

同じ「インフルエンザ」というコトバをキーワードとして設定しても、検索するときの組み合わせやキーワードの数によって、まったく違う検索結果になることが、分かりますね。

 

罠って何?

検索結果で上位になる組み合わせを考えることも、確かに必要です。しかし、それだけに捉われていると、大事なことが抜けてしまいます。

上位表示されたことで、実際のそのページを開いてくれるのか、コンバージョンにつなげることが出来るコンテンツなのか。これをおろそかにしてしまうことが、一番大きな罠といえそうです。

「インフルエンザ」で辛い思いをしている人は、今すぐ受診できるクリニックを探しているかもしれません。

今のところ体調を崩していない人は、「インフルエンザ」の予防に関する確実な情報が知りたいかもしれません。

こういったユーザーの心理状態を考えると、単に「インフルエンザ」で上位になることが良いのではなく、実際にページを開いてくれることや、ユーザーにとって有益な情報を提供できるコンテンツを作っておくことが必要になります。

 

いかがですか?

コンテンツSEOは「コンテンツにより検索結果を上位にさせる」ことが目的ですが、その先には「ユーザーが知りたい情報を提供できること」という目的もあります。そのためには、何について書くのか、どのようなコトバを使って書くのか、ユーザーが読みたくなる内容は何かなど、考えるべきポイントはたくさんあります。

 

次は、「Webサイトに求められる結果=CV」について、考えてみます。

 

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