より有益な“キーワード”を見つける 4 CVを理解する

201602-12

企業のWebサイトに対するコンテンツSEOは、検索されるだけでは終わりではありません。そこからさらに、ユーザーによる購買など、Webサイトによる何らかの経済的効果をもたらすことが必要です。

 

“コンバージョン”というコトバの意味

コンバージョン(conversion CV)とはそもそも、「性質や用途などの変換・転向」という意味のあるコトバです。Webマーケティングの世界では、「Webサイトにおける、目標の達成」を指すコトバとして使われています。分かりやすくいえば

  • ECサイト(オンラインショップ)で、商品が購入される
  • 企業サイトなどから、問い合わせや資料請求が送られる
  • 広告が出ているサイトから広告主のサイトへユーザーを移動させる 

などに相当します。つまり、企業などのサイトを何のために構築・公開するのか、という理由から導き出される「結果」です。

 

コンバージョンは1つではない

このサイトでもときどき出てくる、「クリニックのサイト」で考えてみましょう。

 

あるクリニックが自院のサイトをオープンさせるとき、CVは複数の事柄が考えられます。

A : 新規の患者さんを増やしたい

B : 自院に通ってくる患者さんに、何かを伝達したい

このうち、クリニック側の要望が強いのは、当然Aですよね。もちろん、Bの使い方も考えられますが、メインはやはりAになるでしょう。

 

ところでAの場合も、いくつかの段階に分けて考えることが出来ます。この場合は、ユーザー=患者さん として考えます。

A-1 : 今すぐ!受診したい新規患者

A-2 : そのクリニックをいずれ受診しようかどうか、考えている患者

A-3 : 今のところは、疾患などの情報収集を行っている患者

ユーザーの段階に応じて、検索するためのキーワードが違ってきます。

ここで重要になる考え方は、A-1だけではなく、A-2、さらにはA-3のユーザーにも、閲覧されるコンテンツを用意しておくことです。

ECサイトに置き換えて考えるなら、「購入してくれる顧客」がすぐに売り上げに結びつきますので一番大事ではありますが、今はまだ接点がないけど検討段階にあるユーザーや、いずれ接点を持てる可能性があるユーザーも、ある程度は視野に入れておく必要があるのです。

 

サイトの特性と、それに見合ったCVを整理する

コンテンツSEOを実践するときは、必ずお金の流れを意識する必要があります。

前述のクリニックの例であれば、新規の患者さんが受診してくれて、初めて診療報酬という収入が発生します。この患者さんが、その後も通い続けてくれることで、収入を維持することができます。特に、新規オープンするクリニックなどでは、新規患者さんの獲得がコンテンツSEOのもっとも大きなCVになるでしょう。しかしそれが本当にコンテンツSEOの結果によるのかは、分かりにくい部分でもあります。

一方、ECサイトの場合で考えれば、そのサイトから商品を注文した時点で、代金という収入が発生しますので、これがもっとも大きなCVになります。

さらに、何らかの職業にしぼった「転職情報サイト」などの場合、ユーザーがサイトに登録した時点ではまだ収入は発生しません。その後、登録したユーザーが見事転職すると収入が発生することになります。しかし、登録してくれるユーザーが少なければ、それだけ収入につながるチャンスが減るわけですから、実質上は「ユーザーが登録した」時点で、Webサイトに対するコンテンツSEOはある程度、達成したと考えることもできます。

このように、サイトの特徴によって、そのサイトで何をCVとするのかは違ってきます。しかしその背景にあるのは、どの時点で収入が発生するか、という点です。そのタイミングを見逃さないでください。

 

 

いかがですか?

コンテンツSEOを考えるとき、ついつい「検索されること」に重きを置きがちになりますが、本来はその先にある「コンバージョン(CV)」達成のために、行われるべきことです。どのようなユーザーに何が売れるのか、そのためにはどのようなキーワードで検索されるコンテンツを作るのか。

コンテンツSEOはそのままマーケティングという考え方にも、つながる手法でもあるのです。

 

次は、「検索キーワードの組み合わせは無数にある」について、考えてみます。

 

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