ペルソナ実例集1 ~健康食品を扱う企業~

ペルソナ実例集1 ~健康食品を扱う企業~

コンテンツSEOのカギともなるペルソナの設定。

今回は、これまでみてきたペルソナ設定のポイントを踏まえて、具体的な実例を考えてみましょう。今回は、健康食品を扱う企業編です。ペルソナの作り方に沿って、進めていきたいと思います。

 

ステップ1:情報を集める

 

今回は、実際の顧客がいないので、アンケートを実施できません。データを元に情報を集めてみましょう。少し古いですが、2012年に内閣府消費者委員会が健康食品の利用者10,000人に対して行った“消費者の「健康食品」の利用に関する実態調査”を参考にしてみたいと思います。

結果を眺めてみると、次のような情報が得られました。

 

健康食品を利用する頻度

  • ほぼ6割の消費者が健康食品を利用している
    • ほぼ毎日利用:26.2%
    • 時々利用する:32.3%
    • 今は利用していない:16.5%
    • 利用したことがない:25.0%
  • 年代別では、50代以上の利用率が高く、そのうちの約3割が「ほぼ毎日利用」
  • 男性よりも女性の方が利用者の割合が高い傾向がある(男性54%、女性63%)

 

健康食品に消費者が毎月支出する額

  • 健康食品への支出は、月額3,000 円未満が約7割
  • 年代が高くなるほど、支出額が高くなる傾向がある
  • 20 代と30 代は、健康食品に関する支出額が相対的に少ない
    • このうち「女性」「月額5000円以上の高額支出者」に限ると、「美容」「ダイエット」を目的とする者が他の属性よりも多い

消費者が健康食品を購入する先

  • 健康食品の購入先は、以下の通り
    • 店舗で購入:61%
    • インターネット通販(海外のサイトからの購入を除く):49%
    • 通信販売(インターネット通販を除く):16%
  • 年代でみると、20 代・30 代は店舗購入の割合が高い
    • 特に20 代では、店舗購入をしている者が約8割
  • 50 代以上では、店舗購入が約5割だが、他の世代よりも「インターネット通販」「インターネット以外の通信販売」を利用する割合が高い
  • 健康食品をほぼ毎日利用している者は、店舗で購入する割合が低い
  • インターネット通販やインターネット以外の通信販売の利用の割合が高い

 

いかがでしょうか?ぼんやりとですが、ペルソナ像が見えてきた気がしませんか?

 

ステップ2:情報をまとめて、骨格をつくる

 

ステップ1の情報をじっくり眺めていると、2パターンのペルソナ骨格が浮かび上がってきました。

 パターン1

  • 50代の女性
  • 健康食品を毎日利用
  • 利用金額は月3000円程度
  • 購入先はインターネット通販

 

 パターン2

  • 20代~30代の女性
  • 健康食品を毎日利用
  • 利用金額は月5000円程度
  • 購入先は店舗
  • 美容・ダイエットに興味がある

 

今度は、この2人のペルソナ像に、ストーリーを持たせてみましょう。

 

ステップ3:ストーリーで肉付け

 

今回は、新規の顧客の獲得を目指すことを目的とするため、ここでの商品認知レベルは、レベル4~5程度としましょう。つまり、健康食品を使ったことがない状態に巻き戻して、想像を膨らませてみることにします。

 

今回、実際に作成したペルソナシートはこちらです。

パターン1

201605-05-02

 

パターン2

201605-05-03

このように、2パターンのペルソナ像が出来上がりました。

「健康食品」という1つのカテゴリーでも、年代や生活環境、これまでの習慣などが違うと、まったく違う人物像が出来上がることが、分かりますね。

 

 

いかがでしょうか?各ペルソナに届けたいコンテンツのイメージができてきましたか?

実際には、顧客からのヒアリングに基づいて、作成する方がより現実に近いペルソナ像になりますが、こうした「全国的な統計データ」を利用することも検討してみましょう。

 

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